こんにちは、小西です。
7年ほどプロを目指すバレエクラス(養成科)にて教師をしています。バレエの特性上 、脚を太くせずラインを整えたりパフォーマンスを高める必要があるので、その中で得た「スリムな脚の作り方など」わかりやすくお伝え出来たらと思います。
太ももがなかなか痩せないと悩んでいる方へ。
太ももがなかなか痩せないと悩んでいる方の多くが「どうやったら痩せるのか?」という方法にどうしても目が行っているように感じます。
目を向けるべきは「どうして太くなったのか?」という根本ではないでしょうか。このあたりについてまとめたいと思います。
目次
(1)脚が太くなる原因と注意点
脚が太くなるのは日常生活がとても大きく関わってきます。特に脚の筋肉の使い方が関わってくるので、お悩みの方はご自身の動きと照らし合わせると良いかと思います。
それでは具体例も出しながら原因と注意点をまとめていきます。
1 筋肉の偏り
筋肉の付き方に偏りのある人が『脚が痩せない…』と悩んでいるように感じます。
例えば利き足を良く使う人の場合、どうしても脚を『前に蹴り出す力』が強くなり、その結果として太もも前をよく使うことで、太もも前の筋肉が良く発達していることが多いです。
逆に軸足を良く使う人の場合は、体を軸足で安定させて上半身を前に送り出す動きが得意になるため、太ももでも後ろ側を良く使うことで、太もも裏の筋肉が良く発達しているように思えます。
このようにただ『太い』や『痩せない』と言っても人それぞれ。
適切に状態をみていく必要があります。
なので『なかなか脚が痩せないなぁ』とお悩みの方は『筋肉の偏り』を意識して歩く動きを見ていくとヒントが見つかるかもしれませんね。
2 筋肉の使いすぎ
意外と見落としてしまうのが『筋肉の使いすぎ』です。脚やせには筋トレ!みたいな記事や動画がありますが、果たしてそうなのか?と思うことがあります。筋トレが適している方もいれば、そうでない方もいるので、合う方を選択していくことも大切かと思います。
1-1でもお話したように、筋肉が無くて…と言うよりは『使いやすいところばかり良く使う』という感じが強いです。実際に脚がなかなか痩せなくて…という方を見ているとバランスが崩れ、知らず知らずに筋肉に力が入ってしまい『血液の流れが悪くなっているケースが多い』です。
例えば膝を伸ばして太ももの前に力をギュッと入れます。そのまま10秒キープ。キープをサッとやめて脱力してみてください。脚がスーッとすると思います。まさにこの反応が、血流が滞った状態から元に戻った状態です。
血液の流れが悪くなれば、酸素や栄養素の運搬、不純物の回収にも影響が出るため脚は太くなりやすいです。筋肉の使いすぎという発想も大切だと思います。
3 血流の滞り
1-2でお伝えしたように、血液の流れが体に大きな影響があるということです。では、実際に筋肉の使いすぎ以外にもどんなことが『血液の滞り』を作っているのかをお伝えします。
・体に負担となる姿勢
これは悪い姿勢という意味だけでなく、無理な姿勢という意味です。例えば、猫背になりたくないから胸を張る。背筋を常に伸ばす。こう言った意図的な姿勢が体の緊張(筋肉の緊張)に繋がります。
猫背の方は胸を張ることが出来ないから、猫背になったのでしょうか。姿勢が悪い方は、背筋を常に伸ばすことが出来ないから姿勢が崩れたのでしょうか。そう考えると、無理に意図的な姿勢を続けることは体にとって負担となることもあり、血液の滞りを生んでしまうかもしれません。
・サイズの合っていない靴
『捨て寸』はご存知ですか?靴における『捨て寸』とは足の指が曲がらずに履けるだけの余裕です。イメージとしては約1.5cmぐらいつま先に余裕があれば良いと思います。逆にこの『捨て寸』がないと指が曲がったままになり、血液が滞ることに繋がります。
曲がったままの指で立っていると、必ず他でバランスを補おうとするものです。それが人によっては腰になったり、ふくらはぎだったりします。このように何かしらの力が加わるということは、筋肉を使いすぎることにも繋がるため、血液の滞りにつながる可能性が高くなります。
・締め付けの強いソックス(着圧)
一見、血液の循環を促してくれるものと扱われているので『???』と感じるかも知れません。ただ良く良く考えてみると、血液ってそもそも流れをサポートしなければ流れていかないものだったかなと。どんなに良いと言われていても、体の自然な流れから離れると思わぬ結果(足が太くなる)に繋がるとことも。
どうして血液の流れが滞ってしまったのだろう。と現状を見ることと、そこから大切なことは、着圧しなくても血液を心臓に戻すだけの流れをつくりだすことなんじゃないかと思います。
(2)太ももストレッチで得られる効果
太ももストレッチを適切に行うことで以下の効果が期待できます。
・姿勢改善
・猫背改善
・巻き肩改善
・腰痛改善
・下半身のむくみ解消
・ぽっこりお腹解消
・膝痛改善
特に次でご紹介する太もも前・後ろは骨盤の傾きに大きく関係します。骨盤は上半身が積み重なる土台でもあるので、上半身の重みがどのように関わるかで下半身の動きにも影響が出てきます。つまり上半身が適切に積み重なってないと無駄な負荷が体にかかることにもなります。また下半身をバランス良く引き締めたい!と思っても、骨盤の傾きが関係してなかなか細くならないってことも考えられるので、そのあたりも意識して取り組めると良いと思います。
1 前ももストレッチで得られる効果
前ももストレッチを行うことで骨盤が前に傾くことを防いでくれる効果が期待できます。前ももの筋肉が硬く縮んでしまうと足は前に前にと出しやすくなるため、その結果、前ももに負荷がかかり、前ももが立派に大きく育つことにも繋がります。
お客さまの例になりますが、足を細くしたいなら『スクワットですよ』と言われ取り組んだ結果、希望としていない太ももの前に大きな張りが出来てしまったという事例もあります。ただそれが悪かったとか良かったとかではなく、一般的に言われていることが必ずしも「自分自身に合うとは限らないこと」を双方が理解した中で取り組んでいく必要があると感じます。
2 裏ももストレッチで得られる効果
裏ももストレッチを行うことで骨盤が後ろに傾くことを防いでくれる効果が期待できます。裏ももが硬くなることでお尻の位置が低くなり、このことが影響で歩く際の足の動きが小さくなることがあります。そうなると無理に地面を蹴ってでも前に進もうとする傾向があるため、その結果、ふくらはぎに無駄な力が加わり大きくなることがあります。
ふくらはぎがやけに大きくなるなと感じる方は、ふくらはぎではなく太もも裏のことにも目を向けていけると良いかもしれませんね。
(3)気になる太ももをほぐす簡単ストレッチ2選
太ももを立体的に見ると、前、後ろ、外、内とありますが体の動きに大きく関わるのが『前と後ろ』だと思います。なぜならそれぐらい『前と後ろ』は骨盤の傾きに影響します。この影響があった先に、内と外が変化してくるものだと考えています。
なので優先順位は内と外よりも『前と後ろ』かなと思います。
1 前ももストレッチ
基本的には筋肉が付いている2点を常にイメージしておくことです。難しく考えず、この2点の距離さえ離れていれば上手にストレッチが完成します。
次の画像を見ながら、点と点を離す。こんな感じで進めてみてくださいね。
前ももの筋肉
黄色◯と緑色◯、この2点が遠ざかることをストレッチと言います。なので痛さは必要なく、この2点が離れているかどうか意識して進めることです。
フォーム1
初心者向け
あぐらをかきます。腰周りを丸め、まずは腰の緊張を取りましょう。
両足を伸ばし、これから伸ばす側では無い側に体重を預けます。(写真では、これから左側を伸ばしたいので右側に体重をかける)
反対側に体重が掛かった状態で、太もも前を伸ばしたい足を後ろに曲げる。この際に伸ばす足(写真では左足)の股関節や膝周りに緊張が入ると腰が反るので、常に腰が反らないように気をつけましょう。
腰を丸めたまま、後ろに手をつきます。先ほどの画像をイメージしながら、黄色◯と緑色◯が離れていれば大丈夫です。
フォーム2
経験者用
反対側に体重が掛かった状態で、太もも前を伸ばしたい足を後ろに曲げる。この際に伸ばす足(写真では左足)の股関節や膝周りに緊張が入ると腰が反るので、常に腰が反らないように気をつけましょう。
腰を丸めたまま、後ろに手をつきます。先ほどの画像をイメージしながら、黄色◯と緑色◯が離れていれば大丈夫です。
さらに後ろに付いた手に体重をかけていく。この時に曲げた膝が床から離れたり、腰が反ったりすると効果が落ちるので気をつけましょう。
2 裏ももストレッチ
基本的には筋肉が付いている2点を常にイメージしておくことです。難しく考えず、この2点の距離さえ離れていれば上手にストレッチが完成します。
次の画像を見ながら、点と点を離す。こんな感じで進めてみてくださいね。
裏ももの筋肉
黄色◯と緑色◯、この2点が遠ざかることをストレッチと言います。なので痛さは必要なく、この2点が離れているかどうか意識して進めることです。
フォーム1
初心者向け
伸ばす側の足を軽く前に出します。
かかとを支点に、つま先を持ち上げます。この時に、つま先だけでなくお尻も後ろに引くことをお忘れなく。
お尻を引きながらも、黄色→の方向へお尻を上げることも意識しましょう。
ストレッチの間は、常に裏ももの筋肉黄色◯と緑色◯を離すことが大切です。
フォーム2
経験者向け
仰向けになり、腰のスペースが埋まるようにお腹周りを楽にする。
腰が反ると股関節に緊張が入ってくるため、逆効果になります。
かかとをお尻から遠ざけるように伸ばす。
前ももに力が入りやすいので膝を強く伸ばすイメージよりも、お尻とかかとの距離が離れることを優先させる。
かかとを遠ざけるイメージを持ちつつ、足の付け根は青色→の方向へ引き出すイメージ。こちらを大切にしましょう。
最後は膝裏を持ち、サポートしながら裏ももを伸ばしていく。方に力が入る場合はタオルなどを使って、力まないようにしましょう。
まとめ
今回は特に前もも・裏ももについてお話しました。骨盤の傾きが太ももの張りをつくるので、この2点をケアするだけでも大きな効果が期待できると思います。
長い時間かけて行うイメージよりは、ストレッチを行う頻度を大切に取り組んで見てくださいね。
小西宏和【公式無料LINE】について
お友達限定特典のご案内。55名の方がお友達限定特典を受け取ってくださってます。ありがとうございます。
①Part 1(3分22秒)
②Part2(2分01秒)
④3分間ストレッチ(4分22秒)
お客様の事例(半年)
他の方に見られず、個別の質問が無料でできます。
良かったらご活用ください。
下の友達追加ボタンをクリックして頂けると
ご登録が完了します。
QRコードで登録するには
下記をスキャン↓